Blender で古生物図鑑をつくる

ドロ舟に乗った「たぬきオヤジ」の 3DソフトBlender チャレンジ記

タルボサウルス

60の手習い

 「60の手習い」ということわざがあります。これには学問や習い事をするのに年齢制限など関係なく、たとえいくつから始めても遅すぎるということはない、という意味が込められています。  だからということではないのですが、せっかく自由な時間が出来たのだから、何か打ち込めるものはとないかと考えていました。前から古生物図鑑を見るのが好きで、図鑑を探してはそこに掲載された図録を見ては、本当にこんな形だったのだろうか、自分だったらこんな風に表現するのにと思うようになっていました。そんな折に、ネット上で高機能のフリーソフトBlender」に出会うことができました。
 初めてのBlenderインターフェイスは英語だらけで、どこをどうすればどうなるかは試しながら手探りで学習するほかはありません。その後、2.6以降で日本語化できることや解説書などの存在を知り、これならば何とか自分なりの図鑑創りに活かせそうだという確信を持てました。

 

難解・複雑・高機能3Dソフト

 Blender  何でも初めてのものを使う際に戸惑うことは、誰もが経験することです。 Blender もそうしたもの同様、どこをどうすれば思うもの形作れるか、数年経た今も始めた頃と変わらない手探り状態です。納得できる作品までは死ぬまでやっても到達できそうにないので、現在できるところまでをブログで紹介していきたいと思います。
 これは専門学的見地に基づいて描いたものではないということをご了承ください。

 

まず最初は

【タルボサウルス】

アジアを代表する最大級の肉食恐竜

  ティラノサウルス類で、骨格ではほとんど違いは無さそうです。ただ、ティラノサウルスに比べ頭部の幅が狭く、躰つき全体もタルボサウルスの方がやや細いつくりです。顎の強靭さではティラノサウルスに叶いそうもありません。前肢はティラノサウルス同様、体に似つかわしくないほど小さい鉤爪のついた2本指が備わっています。なぜこれほど小さい前脚なのかはわかりませんが、おそらく2本脚で走る際のバランスを保つための役には立てたものと思います。アジア大陸の最強最大の肉食恐竜だったと思われます。
 名前は「恐れさせるトカゲ」あるいは「警告するトカゲ」の意味を持ちます。白亜紀後期、モンゴル産、最大の個体は10〜12m、体重は4〜5tと推定されています。

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タルボサウルス、白亜紀後期にアジアに生息していた肉食恐竜、体長約10m。